農業支援の仕事をされていて、かつ休みの日などは農家さんのお手伝いなどをしたりもしている…まさに「半農半X」というライフスタイルを実践されている。そういった生活を目指している私としては、非常に好奇心を刺激される方でして、いつも気になっていました。
そんなアズキさんが東京で開催する講座ということなのでお知らせをいただいた瞬間に即決で申し込みました。
この講座は、3月26日(金)と3月27日(土)の二日間にわたって行われます。1日目が売り子になるための座学です。2日目が実際の店頭販売から「商い=飽きない」を学ぶ演習形式。
■3月26日(金):農家の売り子講座
講師 レッドビーンズ代表 小豆 佳代氏
農家の売り子として、農家のパートナーとなるために「農業のちかくで、農業を販売面から支援する」仕事になるための講座です。 おもに講師の小豆さんの成功事例をモデルケースとして話が進んでいきました。
第一部では、農家の売り子として農家のパートナーとなるためのノウハウが展開されていきます。第二部では、農産物のネットショップを始めるためのノウハウが展開されていきます。
ぼくが感銘を受けた箇所は下記のとおり。
1:消費者の声を農家に届けることで農家さんにやりがいを与えることができる!
農協を介する一般的な販路では、農家さんに消費者の声が届くことはまずありえない。スーパーに並んでいる大根は、いろんな人が作った大根のごった煮なので、一本一本誰が作ったかなんて気にしないし、そんなことをよりも安いものを!というのが都会市民の現状でしょう。
ところが、自分が販売に立って、農家さんと消費者を直接結ぶポジションであれば、消費者の声をそのまま農家さんに伝えることが可能となる。これによって、農家さん、販売者、消費者にいい循環が生まれるわけです。
2:とにかく足を運んで現地で農家さんと接すること!
アズキさんのネットショップが一般的なECサービスと大きく違う点はまさしくココ!現地で農家さんと接して直接対面で信頼関係を築くことの重要性を訴えている。技術云々の話よりもまず、人と人との接点を大切にする小豆さんらしいやり方だと思ったところです。
この現地主義は私も大賛成でやるのであれば、私も直接農家さんの近くで販売支援の仕事をし、ゆくゆくは(あるいは併行して)自分も生産者として関わり合い、仲間になっていきたいと思っています。
アズキさんの話ですが、農家さんは、手取り額が増えたらいいというものではない。お金で動くとうわけではなく、こま目に足を運んで会いにきてくれるほどの熱意ある人を信頼するという傾向にあるとのこと。
なるほど、これは彼らが変わっているのではなく、私たちの何でもお金という価値観が、どれだけ自然の感情からするとゆがんでいるのか・・・ということを感じたところです。
3:農家さんとどうやって知りあうか!
こういうところも、取り上げてくれているところがよかった。私のように家族は全員都会人で、およそ農家さんと縁がない私としてはもっともありがたいです。
◇都市部で開催されている、農家が出店しての産直市
◇行政等の支援事業として行われている、農家のプレゼン企画
(農家じゃないぼくでももぐりこんでいいらしい)
◇農業体験や、収穫イベントなどの実地イベントを開催しているところに利用者として行く・・・などがあるとのこと。
そのほか、ネットショップを運営するときのノウハウをいろいろと教えてもらいましたが、私にはWebデザインをする能力はありませんが、知人でこれができる人を知っています。
そして、店舗デザインとかマーケティングでは、私の父がその道のスペシャリスト。私の企画にはけっこう賛同してくれていて、展開を始めたときにはいろいろと力を貸してくれそうです。
では私には何ができるのか?・・・もう、答えは1つしか無くて、さっさと現地へ行って農家さんに誠意を見せてこい!ってことです。逆にいえば、こういったことであれば、たぶんフットワークの軽い私の方が向いているだろうとも思うわけですし・・・適材適所ってところでしょうか。
何でも自分でやろうとするのではなく、縁や友人関係も大切にしていこうと改めてそれを感じた次第です。
■3月27日(土):野菜販売の実地体験講習
講師 NPO法人日本きぎょうコミュニティ代表理事 中尾 吉宏氏
さて、二日目は八百屋さんでの店頭販売演習です。ただの演習ではなく、起業家サークルの代表の刺激的なレクチャー付き。
大阪の商人魂を生で見たのはぼく初めてです。正直、圧倒されました。また、人生で一度も聞いたことのないような起業のエッセンスは聞いてるだけで新鮮、斬新。そして、その行動力がすごい。ぼくもそこそこある方だとは思っていたけれど、長い間の会社生活のせいで、いかに事なかれ主義の無難なテンプレ人間になり下がっていたかを実感。
そんな中尾さんの言葉で感銘を受けた部分は「お客様は神様じゃない!自分たちのやっていることはこんなにも素晴らしいことなんだ!それをお客様にも知ってもらいたいんだ!という気持ちでやれ!」というところ。媚びるんじゃなくて、知ってもらう!友達になる!という感覚・・・というところ。とすれば、テンプレ接客用語なんかではなくて、心を通わせた楽しい会話ができる。・・・というあたりかな。
あとは、なぜその商品にその値段をつけるのかということの意義がはっきり語られていたことがすごかったですね。ものを買うのではなく、あなたから買うのだ、というプレミアムを付けれるかどうかです。
実際販売してみた感想ですが、私は対面接客の経験はけっこうあるはずなのに、思った以上に動けていませんし、声もかけれていなかったのではないかと思います。不思議なことに自然な笑顔が出ない。嫌われたらどうしよう、なんか迷惑なんじゃないか・・・といった会社でやってる遠慮がそのまま出ている感じでした。会社の外に出ると自分はこんなにも動けないものなのかと、歯がゆい思いをしたところです。
そんなわけでして、店長さんの名刺はいただいたし、この講座とは別に単身、もう一回乗り込んでリベンジさせてもらおうじゃないか!と密かに画策中。
そうそう、ここの店長さんは、ものすごくやさしい人柄で、これからもお付き合いをしていきたいなと感じるようなそんな方でした。迫力ある講師の商人魂も良いけれど、この店長さんのような誠実そうな人柄で大阪商人魂とは別のアプローチの仕方もあるんじゃないかな?とか考えたりしてました。
まだ、うまくまとまっていませんが、こういうことを考えるのはなかなか楽しいですね。本来なら、仕事はこういう感じで楽しく、いろいろチャレンジしてもいいのではないか?と思ったりしています。
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